コンサルティング・イングリッシュ

あなたが日本人なら英語は話せるようになります!

英語の企業研修が上手くいかない理由

東京オリンピックに向けてインバウンド向けのビジネスの需要がある現在、英語の重要性が問いただされているので、多くの企業が英語研修を取り入れ始めています。しかし、英語研修で思ったような結果が出ないという声もよく耳にします。なぜ、思ったような結果が出ないのか、そして思ったような結果を出す為にはどのようにすればいいのかをお伝えしたいと思います。


▼思ったような結果が出ない理由。

既存の企業研修の内容を見てみると、内容自体は良い物だと私は思います。英語でのマネージメント、プレゼン、リーダーシップ、異文化に対する理解etc。どの研修会社さんのカリキュラムを見ても、実際に英語を使ってビジネスをしていく上で必要な事を教えています。

しかし問題は企業研修で習った内容を受講者が覚えきれない所に私はあると思います。20時間程度の研修の中で詰め込み式で教えても、内容を全部暗記しないと使いこなす事ができない。

でも、これは受講者を責めても仕方がない古都なのです。なぜなら言語学的にクリティカルエイジ(ネイティブになれる年齢)は13-14歳までと言われていて、クリティカルエイジに達する前までは、音を暗記する能力があるのですが、それ以降はその能力が無くなる訳ではないのですが、激減してしまいます。

それでは言語学的に他言語を習得するのにどの位の時間が必要と言われているかご存知ですか?1.600時間必要と言われています。20時間程度の研修ではどう考えても時間が足りていないのが現状です。

やる気のある社員が1日1時間勉強に時間を費やしたとしても、1.600時間を達成するのに4年以上かかってしまう。企業としてもそこまで待てないですよね。

発想の転換

このような書き方をすると英語研修をする意味がないと思われてしまうかもしれませんが、そのように結論付ける前に前提を変えることで発想の転換ができるのではないかと思います。

∗今までの前提
→ 20時間の研修を受ける事によって、英語でのビジネスができるようになる。

→結論:20時間の研修で習った内容を暗記するのには無理があるので、望んだ結果がでなかった。

発想の転換
→ 暗記するのではなく、すでに知っている英語を使ってブロークンかもしれないが、英語での自立歩行をまず可能にする。

既存の研修で教えている内容は『完璧』な英語です。これを全て暗記して実際のビジネスシーンで使いこなしていくのには無理があります。

それだったら、中学、高校で習った英語を駆使してブロークンでもよいので英語での自立歩行ができるようになった上で、少しずつ1.600時間を達成する勉強を個々にしたり、英語での自立歩行がすでにできるのですから、ビジネスシーンで英語でのコミュニケーションの中で1.600時間を達成していく方が時間もコストも削減できると思います。